こんな雨の日はホタテの燻製のオリーブオイル漬けを仕込むのです

こんな雨の日はホタテの燻製のオリーブオイル漬けを仕込むのです
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朝起きたら雨。
窓を開けるとほんのり暖かく湿った空気が部屋に入ってきました。
こういう雨が降り始めると冬も終わりですね。
一雨ごとに暖かくなっていきます。
今年は春が早そうです。

こんな雨の日は仕込系料理に没頭するのです

短気な私は作ったらすぐ食べたい人なので、美味しそうな料理を冷蔵庫にしまい込んで熟成を待つのが苦手です。
しばらく寝かすと美味しくなる料理は下手に味見なんてすると止まらなくなったりするので結構忍耐がいるのですよ。
でも雨音の中、落ち着いて料理ができる今日のような日はなんとか我慢ができたりします(^^;

今日は年末の特売でいっぱい買って冷凍しておいたベイビーホタテを燻製にしてオイル漬けにします。
「燻製のオイル漬け」といえば牡蠣が定番ですが、実はホタテやアサリも美味しくなります。
しかも冷蔵庫に入れておけば長期保存が可能なので、ちょっとだけお酒のアテがほしい時なんかに重宝するのです。

普通の燻製は「ソミュール液につけてから塩抜き」という工程が必要になるのですが、私の方法はめんつゆを使って塩抜きはしません。
めんつゆで軽く茹でて漬けておくと良い感じに塩分と旨味が染み込んでくれるのです。
めんつゆは実に優秀な調味料なのですよ(^^)b

年末に超特売だった冷凍ホタテを一気に解凍してめんつゆで煮て燻製に。
オイルに漬け込む前につまみ食いしてみたら、危うく止まらなくなるところでした。
手元にお酒がなくてよかったよ(^^;

−−−

レシピ:ホタテの燻製のオイル漬け

ホタテの燻製・仕込み風景

::材料

  • ベビーホタテ 500g
  • めんつゆ 2カップ
  • ローリエの葉(ベイリーフ) 2枚
  • 鷹の爪 2本
  • オリーブオイル 適量

::用意する物

  • 深底のフライパン
  • アルミフォイル
  • 金属製のボール
  • 卓上コンロ
  • 燻製チップ

::作り方
  1. 鍋にベビーホタテとめんつゆを入れる。めんつゆの量は鍋の大きさによってホタテが十分漬かるように調整する
  2. 鍋を火にかける。沸騰するまで強火で、沸騰後は弱火にして15分
  3. 火お落としてから蓋をして一晩置く
  4. 中華鍋などの深底のフライパンにアルミホイルを敷いて燻製チップを入れ網をセットする
  5. 3のベビーホタテを引き上げ水気をキッチンペーパーで取り、4の網に並べる
  6. ホタテと燻製チップをセットした深底フライパンを卓上コンロの強火で熱し、チップから煙が出はじめたらボールで蓋をして強火のまま5分、中火にして15分燻してから火を落とす ※最近のガスコンロだと温度センサーが働いて自動消火してしまうので、温度センサーが付いていない卓上コンロを使います
  7. フライパンが冷めるまで蓋をしたまま置いておく
  8. フライパンが冷めたらホタテとローリエの葉と鷹の爪を瓶に入れオリーブオイルをひたひたに満たす。酸化防止のため必ずホタテがオリーブオイルにすべて浸る様にする。
  9. 冷蔵庫で1週間ぐらい寝かせれば出来上がり。
ホタテを煮ためんつゆはホタテの出汁がでているので捨てるのはもったいないので、瓶に取っておいてかけそばやうどん、野菜の煮物などに使います。
−−−

おまけ:燻製用の鍋と蓋代わりのボール

燻製用チタンの中華鍋

私は燻製にチタン製の中華鍋を使っています。

20年ほど前にチタン製の製品(キャンプ用の食器や調理器具)が流行った時期があってその時に購入したのだけど、チタンは熱伝導率が悪い(低い)ので鍋全体に熱が回るのが遅くて焦げ付きやすく、中華鍋としては使いづらい物でした。
中華鍋としてはイマイチだけど、捨てるにはもったいないので燻製と蒸篭蒸し専用にしています。

特に燻製にするときにはチタンの熱伝導率の低さが功を奏して底面に熱が集中するので燻製チップから早く煙が出ます。

このチタンの中華鍋の前はテフロンが剥げてしまった使い古しのフライパンを使っていました。
普段遣いのテフロン加工のフライパンを燻製に使うと空焚きと同じでテフロンが痛んでしまうので、お古を使っていたのです。

燻製用アルミ製ボールの蓋と吸盤取手

燻製用の蓋はチタン中華鍋と同じサイズの安物のアルミ製ボールを使っています。
中華鍋にボールをかぶせると中が球状になって燻煙が対流しやすく、食材がまんべんなく燻されます。

はじめはこのボールの底に穴を開けて取っ手を付けようかと思ったのですが、ボールとして使うことができなくなってしまうので代わりに100均の吸盤を使っています。
取り外しができるので結構便利です(^^)v


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