残暑をすっ飛ばしてすっかり秋。
今日なんて朝から晴天で、風がサラッとしていて「これぞ秋!」って感じの一日でした。
こんな秋日の酒の肴といえば秋刀魚にかぎるので、秋刀魚を買いに出かけたらお買い得な鰤カマを見つけてしまいました。
鰤なんて冬の魚とばかり思っていたのでちょっとびっくり。
今年は季節の巡りが早いから、冬もすぐにやってくるんだろうかねぇ…。
秋刀魚より安かった鰤カマの塩焼き
そろそろ秋刀魚が食べたいなぁ、と思って買い出しに出かけたら北海道産の生サンマがあったのだけど、まだ初秋のせいかちょっと小ぶり。
しかも小ぶりのくせにちょっと高い。
うーん、どうしようかなぁ、と考えてぶらついていたら特売の鰤カマを見つけてしまいました。
なんと2枚でサンマ1匹と同額。
節制を旨とする自炊系呑兵衛としてはこっちを買わずにはいられないのですよ。
大きい魚はカマとハラモが一番うまいと思うんだよねぇ。
でも不思議とこれらの部位はアラ扱いでお値打ち価格で売られていることが多いです。
しかも見た目のグロさからか売れ残っていることが多い。
おかげでこうしてありつけるわけなので文句は無いんですけどね。
ちょっと下処理して焼くだけで最高の酒の肴になるのですよ。
レシピ:鰤カマの塩焼き
- 鰤(ブリ)カマ 2枚
- 塩 適量
- 獅子唐 5本
- 大根おろし 適量
- 鰤カマは軽く水で洗い、キッチンペーパーで水気を取り、バットにならべて軽く塩をふって水が出るまで放置しておく。約30分
- 水が出てきたら再度塩を軽くふって、魚焼きグリルの上火のみで身を上にして9分焼き、裏返して皮目を6分焼く。裏返した時にグリルの端に獅子唐も入れて一緒に焼く
- 焼き上がったら器に盛り付け、獅子唐と大根おろしを添えれば出来上がり
フランスの浅漬・キャロットラペ
メインが脂の乗った鰤カマなので、副菜はさっぱりした酢の物系にしてみました。
キャロットラペ(Carottes râpée)の「ラペ」はフランス語で「(おろし器で)おろす、する」という意味なので、人参は包丁できれいに千切りにするのではなくて千切り器などでおろすのが正解だそうです。
このほうが断面がふわっとしてドレッシングが染み込みやすくなるのだとか。
本場フランスでは荒目のチーズグレーダー(チーズおろし)を使って人参を千切り状にするそうですが、私はそんな小洒落た道具は持っていないのでにんじんしりしり器で千切りにしました。
専用の道具はやっぱり優秀ですね。
人参の千切りさえ出来てしまえば、あとは材料を混ぜて味が馴染むまで寝かせるだけ。
作り方と手軽さは日本の浅漬に似てるけど、レーズンと粒マスタードがしっかり洋風にしてくれます。
今夜は作って2時間ぐらいしか寝かさなかったけど、一晩置いたほうがもっと味が馴染んでいい感じになるんだよねぇ。
今夜は半分だけいただいて、残りは明日のお楽しみなのです。
レシピ:キャロットラペ
- 人参 2本
- 大粒干しぶどう 25g
- ドレッシング
- 粒マスタード 大さじ1
- 白ワインビネガー 大さじ2
- はちみつ 小さじ1/2
- オリーブオイル 大さじ4
- 塩 適量
- 胡椒 適量
- クミン(パウダー) 少々
- 人参をよく洗い、にんじんシリシリ器(千切り器)で千切りにする
- 大粒の干しぶどうは適当に刻んでおく
- ボウルにドレッシングの材料を入れ、乳化するまでよく混ぜる
- 3のボウルに千切りにした人参と干しぶどうを入れ、クミンパウダーを適量ふりよく混ぜる
- 人参がしんなりして、全体が馴染むまで寝かせる。約1時間
- 味が馴染んだら器に盛り付けて出来上がり
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