イタリア南北をくまなく調査してあらゆるパスタ料理のレシピを1冊の本にまとめたヴィンチェンツォ・ブオナッシージ著『新パスタ宝典』(原題:Il nuovo codice della pasta)
この本に収められたメニューは、なんと1,347品もあるのだそうです(*_*)
「もっと貧乏人のパスタ」を考案してみた
自分はどれぐらいパスタ料理を知っているかと考えてみたら、ぱっと思い浮かぶので9種類ぐらい。頭をひねりに捻って20種類行きませんでした(^^;
パスタは種類が豊富とはいえ、あるジャンルの食材を使った料理が1000以上存在するってのはすごい。
日本はお米を使った料理のレシピって何種類ぐらいあるんだろう?
そんな数多くのパスタ料理の中に「貧乏人のパスタ」(Spaghetti del Poverello)というなんとも貧相な名前のパスタ料理があるそうです。
読んでないので定かではないですが、おそらく「新パスタの宝典」でも紹介されているだろうこのパスタ、パスタの本場イタリアでもレストランで見かけることは殆どないのだとか。
最近になってたまたまこのパスタのレシピを見つけて、何度か作ってみたんだけどネガティブな名前とは裏腹に簡単で美味しいのですよ。こういうのも「名前負け」って言うのかな(^^;
そして作ってみて分かったのは本場イタリアでレストランに置いてない理由。
卵かけご飯的なシンプルさ故「それは家でも食べれるでしょ」ということなのだと思います。
作り方は簡単。
目玉焼きを2つ作って一つは外しておいて、
フライパンに残しておいた目玉焼きにパスタの茹で汁を加えて目玉焼きを崩して、
茹で上がったパスタと崩した目玉焼きと粉チーズを絡めて、
外しておいた目玉焼きを乗せれば出来上がり。
時間のない時にチャチャッと作れちゃう簡単レシピです。
材料が少なくて、調理が簡単だからという理由で「貧乏人のパスタ」なんて呼ばれているようですが、名前に騙されてはいけません(^^;
しかし何度か作っているうちにふと思ったのだけど…
卵2個で「貧乏」なら、卵1個なら「もっと貧乏」になるのかな?
黄身と白身を分けて、白身に粉チーズを混ぜて絡めればカルボナーラっぽくなるような気がしてきたので早速作ってみました。
作ってみたら思ってたよりまともなパスタになりました。
名付けてSpaghetti del Più Poverello「もっと貧乏人のパスタ」です(^^)v
卵一個とにんにくと粉チーズだけで作ったとは思えない出来栄えと味。
手前味噌だけど美味しかったのですよ。
これにパンチェッタかベーコンを入れればもっとうまそうだけど、そうすると「貧乏」じゃなくなっちゃうね(^^;
レシピ:もっと貧乏人のパスタ
- にんにく 1片
- オリーブオイル 適量
- 水 400mL
- スパゲッティ(茹で時間8分) 100g
- 卵 1個
- パルメザンチーズ(粉チーズ) 大さじ2
- 塩 適量
- 胡椒 適量
- ミル挽き黒胡椒 適量
- 卵は黄身と白身に分け、白身にパルメザンチーズと塩・胡椒を入れてよく混ぜておく
- にんにくをみじん切りにしてフライパンに入れ、多めのオリーブオイルを入れて強火にかけ、オイルが沸いてきたら弱火にしてにんにくの香りが立つまでじっくり炒める
- にんにくの香りが立ってきたらフライパンに水400mLと塩少々を加えて沸騰させる。ここからはワンパンパスタ3つの鉄則で紹介した方法と同じです。
- 沸騰したお湯にスパゲッティーを加え、煮詰めていき、標準茹で時間炒め煮にしたら火を落とす。
- フライパンとパスタが熱いうちに1の白身とパルメザンチーズを絡めてクリーム状になるまで混ぜる。
- 器に盛り付け、黒胡椒をミルで挽いてふりかけ、オリーブオイルを回しかけ、黄身を添えれば出来上がり
※4で煮詰めていき最後に煮汁が1/4カップぐらい残るように水加減を調整するのがポイントです。
※5でフライパンとパスタが冷めてしまってクリーム状にならない場合は、弱火にかけたり外したりして様子を見ながら加熱しつつ混ぜます。
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