スキレットでバターライスの炊き方を試行錯誤してみた【エッグバターライス】

スキレットでバターライスの炊き方を試行錯誤してみた【エッグバターライス】
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今日は実験かつリベンジ料理です。
以前スキレットでバターライスと焼きカレーを作ったときに、いつもの方法でバターライスが上手く炊けずに弱火時間を延長したりしました。
もともと完璧に同じ条件なんてないので最後に調整するのはOKなんですが、弱火8分30秒のところ4分も延長するというのは何かが間違っているはず。
ちょっと思い当たるフシがあったので、今日は修正しつつリベンジしてみました。

スキレットでバターライスの炊き方を試行錯誤してみた

スキレットでバターライスの炊き方を試行錯誤してみた

バターライスのレシピをググってみると、大方の巷のレシピは
「普通に水を入れてバターと具材を入れる」
と書いてあります。
もちろん普通の炊飯器で炊くことが前提。
昔々大学浪人の頃に働いていたレストランでも、バターライスを炊く時は普通の白米を炊くときと同じ米と水の分量で、そこにバターと炒めた玉ねぎを加えて炊いていました。

自炊するようになって最近まではガスコンロの「炊飯機能」を使って炊いていたのでそれほど気にはならなかったのですが、スキレットで炊いたバターライスは明らかに炊きあがりの水分が多め…。
うーむ、なんでだろう?
…と、ちょっと考えてみました。

スキレットでバターライスの炊き方を試行錯誤してみた ガスコンロの炊飯機能

思い当たるのは、ガスコンロの炊飯機能。
思い返してみればガスコンロの炊飯機能でご飯を炊くと、微妙に炊飯時間がずれることがありました。
ご飯が炊けるのを待つ時間は長く感じるのでよく覚えているのですが「今日はいつもよりちょっと長いなぁ」とか「いつもより早い!」なんてことが何回かあって、2-3分違うことが何度か。
炊飯時の火力や炊きあがりの判断を「時間」ではなくてなにか他のセンサー(おそらく温度センサー)で行っているのは確かです。

そういえばこのガスコンロの焦げ付き感知機能が結構優秀で、焦げ付く前に消火されるので今のガスコンロにしてから料理を焦げ付かせたことなんて殆どありません。
つまり、このガスコンロは鍋の中の水分残量がある程度検知できて、炊飯機能を使っている時は水分残量で炊飯時間をコントロールしていると思われます。

ということは、当然電気炊飯器にも同じような機能があるわけで、だからお米の量が変わっても「炊飯」ボタンひとつで炊けるのだ。
電気炊飯器だとお釜がセットだからなおさら測定精度が高くなって、水分をギリギリまで飛ばしてより美味しく炊けるようになるはず。
…なるほど。

この推測が正しければ諸々納得がいきます。
つまり、私のスキレットでお米を炊く方法は米と水量に対して強火・弱火の時間が固定だから、元々の水分量が多いと規定時間炊いた後に水分多めに残ってしまう。
バターライスを炊く時はバターと玉ねぎを入れるので全体の水分量は必然的に多くなります。

なんとなく原因がわかってきました(^^;
いくら弱火で炊いた後に水分残量をみて調整するとはいえ、元々の水分量が多くては柔らかい炊きあがりになってしまいます。
途中火加減を変えて早めに水分を飛ばせば良さそうですが、せっかく測って水の量を決めているのにそれでは本末転倒。

ということで、水分の多いものを一緒に炊く時はその分水の量を加減してやることにしました。
バターライスの場合、対象となるのはバターと玉ねぎ。
バターの量は大したことないので、入れる玉ねぎの重さの半分を水の量から引いてトライしてみたら、あっさりうまくいきました(^^)v

今回の実験で、今まで何気なくやっていた
「弱火の後に蓋を開けて水分が残っているか確認して、残っていれば弱火を延長」
という工程が意外と重要ということがよくわかりました。
逆に言えば、この工程をしっかりやればお米はちゃんと炊けるのです。

うーん、奥が深い。
「料理は時間じゃなくて状態が目安」という基本は、こんなところにも当てはまるのでした(^^;

ちなみに今日のエッグバターライスは、一緒に炊き込んだベーコンの旨味が効いてバターが香る納得のバターライスになりました(^^)v

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レシピ:スキレットでエッグバターライス

::材料
  • 米 1合
  • 玉ねぎ 1/4=70g
  • 水 通常の水量ー玉ねぎの重さの半分
  • バター 大さじ1
  • ベーコン 2枚(約40g)
  • 塩 小さじ1/2(2つまみ)
  • 胡椒 少々
  • 卵 1個
レシピ:スキレットでエッグバターライス 材料
※卵を写真に入れるのを忘れていました(^^;

::作り方
  1. 米1合を洗米し浸水させ、スキレットに入れる
  2. 玉ねぎをみじん切りにして1のスキレットに入れる
  3. 水を通常の量から玉ねぎの重さの半分をひいた量入れる(*1)。
  4. 3のスキレットにバター、短冊切りしたベーコン、塩、胡椒を入れて、強火にして沸騰するまで時々かき混ぜながら約5分煮る(スキレットで炊飯する基本的な方法はこちら
  5. 沸騰したら溶き卵を流し入れてかき混ぜ、弱火に落として蓋をして水分が飛ぶまで炊く(*2)
  6. 蓋を開けて水分が飛んだのを確認したら、蓋を閉めて10分間蒸らし
  7. 蒸らしが終わったら軽くほぐして出来上がり

*1:今回は浸水済みのお米を炊いたので通常だと1.2合(216mL)。玉ねぎの半分=35gを引いて約180mL(1合)にしました。
*2:今回は浸水済みのお米なので5分。スキレットでお米を炊く方法を試行錯誤してみたより。

蒸らしが終わった状態はこんな感じです。
軽くほぐすと卵が散って良い感じになります(^^)。

レシピ:スキレットでエッグバターライス

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