今日のお昼ご飯 ほったらかしで出来る上海風炒麺 と 台北の面白いお茶屋さんで買った龍珠茶

今日の昼飯は自己流の上海風塩野菜炒麺です。

懐かしの柔らかい麺

現役の頃は一年の半分近く中国に出張していた時期があって、取引先が上海を中心に散らばっていたため定宿は上海の中心部からちょっと外れた所にあるホテルでした。半年もいるとレストランやホテルの食事に飽きてしまい日本食のお店を探したのですが「なんちゃって和食」がほとんど(^^; それならいっそ本物の中華料理が食べたいと、地元民に人気のあるローカル食堂に行くようになりました。

「人気のお店」を見つけるのは簡単で「昼飯時に行列の出来ているお店」です。休日に散策がてら街歩きをして目星をつけておいて、後日時間を外して訪れたりしていました。麺類が早くて美味いのはどのお店も同じで、調理場が見えるお店だとびょーんびょーんと麺を打ち伸ばしているのが見えたりするのでほとんどのお店が麺は手打ちなんでしょう。さすが麺発祥の国。刀削麺のお店なんかわざわざ見えるところで麺を削っていたりします。

しかし不思議なことに中国の麺類ってどこ行ってもコシがないんだよねぇ。中華料理だけかと思ったら人気のあるイタリアンレストランのスパゲティーもかなり柔らかい。どうもこの「柔らかい麺」というのは中国人の好みのようです。

でもこれ、慣れると意外と美味い(^^; グズグズにならないで麺として成立している柔らかさというのは、食べやすくて美味しいしお腹にも優しいのです。そういえば日本にも煮込みうどんという柔らかい麺料理があるもんね。当時は同僚に「中国の柔い麺も美味しいよ」というと「中国人化してる」と笑われたものです(^^;

蛇足ですが、経験的に中国では「炒飯と麻婆豆腐にハズレ無し」で「白飯はほとんどハズレ」です(^^;
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今日は業務スーパーでソース無しの焼きそば麺を買ってきたので、昼飯は上海でお気に入りだった炒麺を塩野菜焼きそばにアレンジしてみました。試行錯誤してたどり着いた再現レシピなのです。

レシピ:上海風塩野菜炒麺

「炒麺」というより「蒸し麺」と言ったほうが近い作り方ですが、もちもちでやわやわな感じはかなり再現できていると思います。
まったくの自己流で、おそらく邪道です(^^;

::材料(3人前)
  • にんにく 2片
  • キャベツ 1/2玉(約400g)
  • 人参 1/2本
  • もやし 2袋
  • ニラ 1束
  • 焼きそば麺 3袋
  • ごま油 大さじ3
  • 鶏ガラスープ顆粒 大さじ1
  • 塩 小さじ1
  • 水 1カップ
  • 粗挽き胡椒 適量
  • 紅生姜 適量
::作り方
※28cmの深底フライパンを使いました
  1. にんにくを包丁の腹で潰してみじん切りにしてフライパンに入れ、ごま油大さじ1を注ぐ
  2. キャベツは芯を取りざく切りにして1のにんにくの上にのせる
  3. 2のキャベツの上ににんじんしりしり器(千切り器)で千切りにした人参、もやし、2〜3cmに刻んだニラをのせる
  4. 3の野菜の上に焼きそば麺をかるくほぐしてまんべんなくのせ、ごま油大さじ2をふりかける
  5. 鶏ガラスープと塩を1カップの水に入れて軽く混ぜ、4にまんべんなく注ぐ
  6. 蓋をして(具材が多くて蓋が閉まりきらなくても蓋をのせて)ここで初めて火をつける。強火で水分があらかたなくなるまで放置。強火で10分
  7. 野菜がしんなりしてかさが減り水分があらかたなくなったら、粗挽き胡椒をふり、菜箸で味が行き渡るように返しながら炒めつつ混ぜる。よく混ざったら蓋をして火を落とし、粗熱が取れるまで蒸らす。約3分
  8. 器に盛り付けて紅生姜を添えたら出来上がり
※普段使うガスコンロとフライパンの組み合わせで1合の水を火にかけて、何分で蒸発してなくなるかを測っておくとなにかと便利です。拙宅の場合、強火で約7分。
今日の料理だと入れた水以外に野菜から水分が出るので+3分で10分間ほったらかしにできます。
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今日のお茶:台湾の面白いお茶屋さんで買った龍珠茶

台湾の面白いお茶屋さんで買った龍珠茶

昔々台北に出張に行き始めた頃に同僚に連れて行かれたちょっと面白いお茶屋さんで買ったお茶です。何が面白いのかというと本業はお茶屋さんだけど同僚に言わせると「便利屋」だそうで、ちょっと良いレートで両替してくれるし、携帯電話のリチャージカードも売ってるし、界隈の美味しい飯店を予約してくれるし、女の子を紹介してくれたこともあったとか。「商売なら何でもやる」て感じがなんとも逞しい(^^;

その日は一見だったこともあって、お店の人が色々とお茶を勧めてくれました。なかでも売り口上が面白かったのがこのお茶で、要約すると「苦いけど体にとても良いお茶」らしいです。覚えているだけでも、食べすぎ、胃もたれ、二日酔い、糖尿、高血圧、肥満に効くのだとか(^^; 見るからに成人病の一つや二つ抱えてそうな風体をしていたせいで、やたらとこのお茶を勧められました。飲んでみるとすごく苦くて、確かに何かに効きそうです(^^;

中国茶をよく知るようになって気づいたのですが、どうもこのお茶は工芸茶の「茉莉龍珠茶」の苦丁茶バージョンのようです。丸めたお茶がみんな「龍珠茶」というのかは定かではありませんが、苦丁茶の工芸茶とはさすが怪しいお茶屋さん。

その後台湾や中国でいろんなお茶屋さんを訪れましたが、普通に捻った苦丁茶は見かけるものの丸めた苦丁茶にはお目にかかることはありませんでした。あのお茶屋さん独自のお茶ということで納得しておきます(^^;
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