お昼ご飯 小松菜のジェノベーゼ風スパゲッティ と プーアル茶の小沱茶

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日本では「ジェノベーゼ」というとバジルの葉を砕いたペースト状のソースか、それを使ったパスタ料理のことを意味しますが、もともとは「ペストゥ・ジェノベーゼ」(Pesto Genovese:ジェノバのペストゥ)といってジェノバ地方発祥のバジルを使ったソースのことを意味します。
…だけど最近はちょっと違う意味になってきてるような気がするのですよ(^^;

目くじらを立てることじゃないけれど

なぜか最近の日本では「ジェノベーゼ」という単語が独り歩きして、香りの強い葉物野菜で作ったペースト状のソースを「〜のジェノベーゼ」といったりします。
大葉のジェノベーゼ」や「春菊のジェノベーゼ」などは検索するとレシピがすぐに見つけられますが、ホントだったら「大葉のペストゥ」とか「春菊のペストゥ」と言ったほうが正しいんじゃないかなぁ、なんて思ってます。
外国の言葉なんて伝来過程で意味が変わるものだから、意味が通じればそれでいいんですけどね(^^;

今日は新鮮な小松菜が手に入ったので、日本風にいうところの「小松菜のジェノベーゼ」を作ってみました。
古い言い方だと「なんちゃってジェノベーゼ」ですね。
旨味のベースとなる材料がペストゥ・ジェノベーゼとほぼ同じなので、結構それっぽく出来ました。
バジルのジェノベーゼより緑が鮮やかで見た目が良い感じです。

蛇足ですが、イタリア語の「Pesto」は「砕いた、すりつぶした」という意味。
英語の「Pestle」に近い言葉で、似ているけど「Paste」(ペースト)とは語源が違うそうです。

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レシピ:小松菜のジェノベーゼ

::材料(約300mL分)
  • 小松菜の葉の部分 1束分
  • にんにく 3片
  • ミックスナッツ 50g
  • オリーブオイル 適量(約150mL)
  • パルメザンチーズ(粉チーズ) 大さじ3
  • 塩 適量
  • 胡椒 適量
::作り方
  1. 小松菜の葉の部分とにんにくをフードプロセッサーに入れ、オリーブオイルを大さじ3ぐらい入れて回す。上手く回らない時はオリーブオイルを足す
  2. 1がある程度ペースト状になったらミックスナッツを入れて、さらに回す
  3. 2のミックスナッツが粒が見えないぐらい砕けたらパルメザンチーズを入れ、適度な粘度になるようにオリーブオイルを少しずつ足してながら回す
  4. 好みの粘度になったら塩と胡椒で味を整える
  5. 4を瓶に入れて、酸化防止のためにオリーブオイルを注ぎ、蓋をして出来上がり
※色々な料理に使えるのでこの時点では塩は控えめにして、料理するときに塩味を調整するようにしています。

レシピ:小松菜のジェノベーゼ風スパゲッティ

::材料
  • スパゲッティ 100g
  • 小松菜のジェノベーゼ 大さじ2
  • オリーブオイル 適量
  • 塩 少々
  • 粗挽き胡椒 少々
  • パルメザンチーズ 少々
::作り方
  1. スパゲッティを標準時間茹でる
  2. スパゲッティが茹で上がったら茹で汁を1/4カップほど取っておいて、お湯を切って鍋を空にして、スパゲッティを鍋に戻し、熱いうちにオリーブオイルと小松菜のジェノベーゼと茹で汁を入れてよく混ぜ、味をみて塩胡椒で味を整える
  3. 器に盛り付けてパルメザンチーズを好きなだけふりかければ出来上がり

※多分普通のレシピは「茹でたスパゲッティとジェノベーゼをボウルで混ぜる」というのがほとんどだと思うけど、私はスパゲッティを茹でた鍋を使います。
その方が鍋が温まっているのでスパゲッティが冷めないし、洗い物も少なくなるから(^^;

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今日のお茶:普洱茶の小沱茶

普洱茶の小沱茶

普洱茶(プーアル茶)は丸い円盤状に固めた「餅茶」が有名ですが、他にもお椀のような形をした「沱茶」とか、レンガのような形の「磚茶」などがあります。かなりレアですが。
こういう固めたお茶をまとめて「緊圧茶」と呼んで、もともとは保存や運搬を容易にするために圧縮成形されるようになったそうです。
梱包や輸送の技術が発達した昨今では需要がないのか、本場中国のお茶屋さんでも沱茶や磚茶はほとんど見かけません。

ところが違う意味で今でも需要がある緊圧茶が今日の「小沱茶」です。
大きめの急須に丁度いいサイズで見た目も可愛いので、お土産用に密かに人気があります。
中国では今でも大きなスーパーやお茶屋さんで売っていてるところをみると、彼の地では今でも普通に淹れられているようです。
お土産にするとヘタな饅頭やクッキーより喜ばれることうけあいで、コスパも良いのですよ(^^)b

今日は昔々お土産用に買ってきて、職場の同僚に配った後にしまい込んでいた小沱茶を引っ張り出してきて淹れてみました。たぶん18年ぐらい前のものです。
熟茶なのでそれほど変化はないはずなのですが、気のせいか昔より味の深みが増しているような…。

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