先日バナナとソーセージのフリットを作ったばかりですが、今日もフリットの定番「フィッシュ・アンド・チップス」です。
これから暑くなると揚げ物なんてしたくなくなるので、今のうちに楽しんでおこうと思い立ったのですよ。
それに揚げ物とか炒め物のように微妙なコツがある料理は、続けて作ったほうが色々と勉強になる事が多いのです(^^)。
フィッシュ・アンド・チップス
先日バナナとソーセージのフリットを作りましたが、フリットの定番といえばフィッシュ・アンド・チップス(^^)。
一口大のタラをフリットにしてじゃがいものフレンチフライと一緒に食べるスタイルはかなりの歴史があるようで、昔々小学生の頃に読んだ翻訳物の「シャーロック・ホームズ」にロンドンの町中のスタンドで新聞紙に包まれたフィッシュ・アンド・チップスを買うシーンがあったのを微かに覚えています。
7年ほど前、前職でロンドンに出張した時の話。
現地子会社の担当者に昼食は何を食べたいか訊かれた時、シャーロック・ホームズの話を思い出して「フィッシュ・アンド・チップス!」と言ったら地元の人気のレストランに連れて行ってくれました。
そこのフィッシュ・アンド・チップスは大きなタラの切り身をまるごと揚げたもので、立派なお皿に盛り付けられて、フォークとナイフが付いてきて、ソースも2種類添えられていました。
自分としては手間を掛けないように手軽につまめるファストフードを頼んだつもりだったのに、立派なレストランにつれてこられて大変恐縮したのを覚えています。
逆で考えれば海外から来たお客さんに「寿司が食べたい」と言われたから「回らない寿司」に連れて行くようなもんですかね(^^;
はじめは手軽なローカルのファストフードだったのが、人気が出て有名になって高級化するというのは世界中のあちこちでみられる面白い現象です。
日本の寿司やラー麺、ハワイのロコモコ、中国の担々麺や麻婆豆腐、台湾の担仔麺なんかもそうですね。
ハワイの「ロコモコ」なんて20年ほど前に初めて行った時はホテルのスタッフに訊いても知らなくて、ワイキキの郊外のフードスタンドで売っているという情報をわざわざ調べてくれました。
「高級観光地のワイキキにそんなローカルフードは置いてないよ」というわけです。
ところがその10年後に訪れた時は、ロコモコが名物のレストランがワイキキにたくさんあるのにビックリしました(^^;
話が逸れましたが、スーパーに買い出しにいったらたまたまタラが安売りしていたので今日は懐かしのフィッシュアンドチップスです。
タラは一口大に切り分けたのを揚げて、フォークやナイフを使わずに指で摘んでいただきます。
盛り付けには英字新聞を敷いて「シャーロック・ホームズはこんなのを食べてたのかなぁ」なんて思いを馳せるのですよ(^^;
レシピ:フィッシュ・アンド・チップス
- 新じゃが 2個
- 塩 少々
- ローズマリーパウダー 少々
- たらの切り身 330g
- フリットの衣
- 小麦粉 大さじ6
- 片栗粉 大さじ2
- ベーキングパウダー 小さじ1
- 水 1/2カップ
- クレージーソルト 少々
- 新じゃがはよく洗い、くし切りにして水に晒しておく。約15分
- 新じゃがの水気を切り、キッチンペーパーで水分を拭き取り、180℃に熱した油で外側がパリッとしてうっすらきつね色になるまで揚げる。
- 新じゃがを油から上げキッチンペーパーを敷いたバットに広げ、熱いうちに塩とローズマリーパウダーをふっておく
- たらの切り身は一口大に切り分けて、軽く塩をしておく
- フリットの衣の材料を混ぜて衣を作り、タラを衣にくぐらせて180℃に熱した油で衣がカリっとするまで揚げる
- タラを油から上げキッチンペーパーを敷いたバットに広げ、熱いうちに塩をふっておく
- 器に敷き紙を引きフレンチフライとタラのフリットを盛り付ければ出来上がり
簡単副菜三種盛り
今日の副菜は、ちょっとお高い居酒屋に行った時に先付けで出てくる三点盛りがイメージです(^^)v
- らっきょうのマリネ風旨酢漬け
- オクラの塩昆布和え
- トマトと大葉のオリーブオイル和え
料理名が材料と調理法を表していて、それ以上説明が必要ないものばかり。
なので、今日は詳しいレシピは割愛します(^^;
らっきょうは先日仕込んだ物だし、それ意外は余り物。
それでもちょっと手間をかけてやると立派な酒の肴になります。
「三人寄れば文殊の知恵」ならぬ「三品寄れば立派な先付け」なのですよ(^^)v
今夜のお酒
今宵のお酒はお気に入りの「紀土」の夏酒「夏ノ疾風」です。
ここのところ夏酒を連続していただいていますが、この「夏ノ疾風」が一番楽しみにしていた夏酒。
鮮やかなブルーの題字のラベルがいかにも夏っぽいのです(^^)b
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