最近スルメイカの料理が続いたのでイカの下足(ゲソ)とワタをとっておきました。
コウイカならイカスミがたっぷり取れるのでイカスミパスタにするところですが、スルメイカだとイカスミが少ないんですよね。
かといって捨ててしまうにはもったいないし、さてどうしよう…
イカの塩辛の黒作りの応用なのです
取れる量が少ないので意外と気が付かないけど、スルメイカのイカスミは実はコクがあって美味しいのです。
北陸ではイカの塩辛にイカ墨を入れた「烏賊の塩辛の黒作り」なんてものもあって、江戸時代には将軍家への献上品だったとか。
気になってレシピを調べてみたらイカの胴を下処理してワタとイカスミで和えて寝かせるようで、要はイカの塩辛にイカスミを入れただけ。
イカの墨袋はワタ袋にくっついているのでまるごと濾して使えば良いわけで、下処理の手間を省いたレシピとも言えます。
うーむ、なるほど。
あいにくスルメイカの胴は食べてしまったので、今日の昼飯は「烏賊の塩辛の黒作り」ならぬ「ペペロンチーノの黒作り」を作ってみることにしました。
…といっても、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノを普通に作って墨袋ごとワタを刻んで和えただけなんですけどね(^^;
イカスミパスタの様に真っ黒にはならないけど、スルメイカのワタとスミの旨味がパスタにまとわりついて、これはこれでなかなか美味しい一皿になりました。
イカはホントに「捨てるとこなし」ですね(^^)。
レシピ:ペペロンチーノの黒作り
::材料
- スパゲッティ(茹で時間8分) 100g
- にんにく 2片
- オリーブオイル 適量
- 唐辛子 2本
- 水 400mL
- 塩 適量
- イカゲソとワタ(墨袋付き) 2杯分
- 胡椒 適量
::作り方
- イカゲソはしごいて硬い吸盤の皮を取って食べやすい大きさに切っておく。ワタ袋はスミ袋ごと2cmぐらいに切っておく
- みじん切りにしたにんにくとオリーブオイルをフライパンに入れ、強火にかけてオイルが沸騰したら弱火に落としにんにくの香りが出るまで炒める
- にんにくの香りが立ってきたら唐辛子を入れて軽く炒め、水と塩少々を入れて強火にして沸騰させる
- 水が沸騰したらスパゲッティを入れ、くっつかにように時々かき混ぜつつ煮詰めていく
- 標準茹で時間の3分前(5分)になったら1のイカゲソとワタ袋をフライパンに入れ、イカワタを全体に絡めるように混ぜる
- 途中水分が足りないようなら少しずつ水を足す
- 標準茹で時間(8分)煮詰めて水分が残り1/4カップぐらいになったら、塩・胡椒・オリーブオイルで味を整え、器に盛り付ければ出来上がり
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