今夜は白モツをカラカラに揚げ焼きにして、余った脂で和風アヒージョ。
今宵のおつまみ二品は連作なのです。
白モツの旨味を余すこと無くいただきましたよ(^^)v
広島風せんじがら
今日は白モツの特売品を見つけました。
モツで酒の肴といえばモツ煮が定番だけど、今宵はちょっと趣向を変えて以前動画で見かけて興味があった「せんじがら」を作ってみました。
広島の「せんじがら」はホルモンをカラカラに揚げたもの。
似たような料理は全国にあって、静岡の「肉かす」、大阪の「油かす」、宮崎の「せしから」、沖縄の「アンダカシー」などなど。
どれも油脂を取り出した後の副産物なんだけど、ホルモンを使うのは広島のせんじがらぐらいじゃないかな。
調理は簡単で、白モツを茹でこぼししてから油でじっくり揚げていくだけ。
カリカリにしたかったので、低温の油で20分ほど揚げ焼きにしてみました。
揚げたてに塩と胡椒をまぶして食べてみたら、香ばしい香りがしてカリカリで酒のアテにぴったりでした。
今日は日本酒だったけど、ビールとかハイバールの方が合いますね。
鶏油を取った後のカリカリの鶏皮が好きなので、これも同じ系統じゃないかと思ってやってみたら大正解でした。
モツって大袋で売られていることが多くてなかなか買うのに躊躇してしまうのですが、これでレパートリーが増えたので、今後は躊躇なく買えそうです(^^)v
レシピ:広島風せんじがら
- 白モツ 440g
- 長ネギの緑の所 1本分
- ごま油 適量 ※
- 塩 適量
- 胡椒 適量
- キャベツの千切り 100g
※今日はこの後「雷豆腐風の和風アヒージョ」で余った油を使うのでごま油にしました。せんじがらだけを作るならサラダ油でもOK。
- 白モツを水で洗って、大きめの鍋に水を張り長ネギの緑の所と一緒に入れて、5分ぐらい茹でて茹でこぼしをする ※
- 茹でこぼしした白モツの水気を切り、一口大に切り分け、フライパンに入れ、白モツが半分ぐらいがひたひたになるぐらいのごま油を入れて火にかける
- 油温を160℃ぐらいに保ち、白モツから泡が出なくなるまでじっくり揚げる。約20分
- 白モツがカリカリに揚がったらバットに上げ、熱いうちに塩・胡椒をふる
- キャベツの千切りを器に敷き、揚がった白モツ(せんじがら)を盛り付ければ出来上がり
※茹でこぼしでしっかり臭みを抜いておくのが重要。茹でこぼしで臭みが抜けてないとこの後の揚げ焼きの工程で油に臭みが移ってしまいます。実は今回はちょっと臭みが残ってしまいました…。茹でこぼしを5分で切り上げたけど、もうちょっと長くするか、茹でこぼしを2回すればよかったと後悔(^^;
スキレットで雷豆腐風の和風アヒージョ
メインのせんじがらで油が大量に余るので、雷豆腐をアレンジして和風アヒージョを作ってみました。
豚の旨味がたっぷり染みた油なので、捨ててしまってはもったいないのですよ(^^;
雷豆腐といえば鉄鍋でちんちんに熱した油に水切りした豆腐を入れて醤油で味付けしたもの。
豆腐を入れるときの油が爆ぜる音を「雷」に例えた料理です。
以前動画でこの料理を見た時に「これは和風のアヒージョみたいだなぁ」と思ったので、今日はちょっとアヒージョに寄せたアレンジをして作ってみました。
要は木綿豆腐のアヒージョなんだけど、油を多く使っている割にさっぱりいただけました。
美味しい油が余ってしまった時にまた作りたい一品です(^^)v
レシピ:雷豆腐風の和風アヒージョ
- 木綿豆腐 1丁
- せんじがらの余った油 適量
- にんにく 2片
- 生姜のみじん切り 1片分
- 醤油 大さじ1
- 白だし 小さじ2
- 長ネギの小口切り 1/2本分
- 木綿豆腐はザルに上げて重しをして水切りしておく
- せんじがらの余った油をスキレットの半分ぐらい注いで、潰したにんにくと生姜の千切りを入れて火にかける
- 油が湯だったら適当に崩した木綿豆腐をスキレットに入れる
- 醤油と白だしを入れてひと煮立ちさせ、長ネギの小口切りを添えれば出来上がり
今夜のお酒
今宵は月の井の夏酒です。
旨味と香りがのっているわりにサラリとしているお酒ですね。
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