冷凍庫に鶏もも肉があるからこれで何か作ろうと思ってレシピを探していたら「よだれ鶏」のレシピを見つけました。
どうもちょっと前にクックパッドで人気レシピになったらしく、ググるといっぱいレシピが出てきます。
昔々ほぼ同じものを中国で食べた覚えがあるので、人気レシピを参考に当時の味を再現してみましたよ(^^)v
よだれ鶏(口水鶏)
今日は個人的に懐かしい中華料理「口水鶏」を作ってみました。
昔蘇州の呉江で取引先の台湾人と一緒に地元のレストランに入ったときに出てきた一皿です。
最近は日本でも「よだれ鶏」として有名なようですね。
当時はまだ中国に行き始めた頃で中華料理をあまり知らなかったので、料理は連れて行ってくれた彼におまかせです。
「肉は何が好き?」と訊かれたので「鶏肉!」と答えたらこの料理が出てきました。
「おお、美味そうだね」と言ったら
「これは口水(ヨダレ)鶏といって、昔有名な作家が『思い出すだけでヨダレが出る』と言った料理だよ」と教えてくれました。
…ところがこの料理、その後中国で鶏肉をあまり食べなくなる原因になったのですよ(^^;
見た目がとても美味しそうなので、さっそく一切れ口に放り込んだら「ガリッ」ときました。
しかも何か鋭いものが歯茎に刺さってちょっと痛い…。
吐き出すのも申し訳ないのでぐっとこらえてゆっくり咀嚼しているとどうやら小骨にあたったようで、なんとそのよだれ鶏は小骨付きの鶏肉をそのままスライスしてあったのです。
「これは文句言ったほうが良いのかな?」と思って一緒にいた台湾人・中国人達を見てみると、みんな器用に口の中で骨を選り分けて小皿に取り出しています。
どうやらこの国ではこれが普通らしい…。
タレも鶏肉も美味しいのに、なんとも食べづらい料理でした。
その後何度か鶏肉料理にチャレンジしたけど、どこも同じで小骨付き。
日本食レストランでも同じだったのでその後は中国で鶏肉料理は避けるようになりました。
思えば市場に行けば生きた鶏が売ってる国ですからね。
日本みたいに綺麗に精肉されて売っているわけではないのです。
あの大きな中華包丁で骨ごと勢いよく切り刻んでいる姿が目に浮かびます(^^;
ドイツでもアメリカでも鶏肉料理は鉄板だったんだけどなぁ…。
レシピ:よだれ鶏・口水鶏
- 長ネギ 1本
- ☆香醋 大さじ2
- ☆醤油 大さじ3
- ☆食べるラー油 大さじ2
- ☆茹で汁 大さじ4
- 鶏もも肉 2枚
- 生姜スライス 5枚
- 万能ねぎの小口切り 適量
- 鶏もも肉は室温にもどしておく
- 鍋にたっぷりの水と長ネギの青い所、生姜のスライス、塩少々を入れて強火にかけて沸騰させる ※
- 鍋のお湯が沸騰したら、室温にもどしておいた鶏肉を入れ、再沸騰してから1分茹でて火を落とし、蓋をする。お湯が40℃(お風呂の温度)ぐらいになるまで放置(約30分)
- 鍋のお湯が冷めるまでにタレ作り。ボウルに長ネギのみじん切りと☆の材料を入れて混ぜておく
- 鶏もも肉をスライスして器に盛り漬け、タレを回しかければ出来上がり
蕪の梅肉和え
そろそろ今年の梅干しの仕上げの時期なんだけど、去年の梅干しが地味に残っています。
でも梅干しは2〜3年熟成させたほうが良いそうなので、そんなに焦らなくても大丈夫。
なんといっても日本の誇る保存食ですからね。
何か災害があっても「梅干しと味噌とお米があればなんとかなる」と思っています(^^)v
先日特売だった蕪がまだ余っているので今日はこいつを梅肉と合わせて使い切ります。
昨日は洋風の蕪とパプリカのバジルマリネを作ったので、今日は和風のマリネにしてみました。
蕪をいちょう切りにして塩で〆て、梅肉と白だしとごま油で和えただけなんだけど、蕪の甘味と梅肉の酸味が良い具合にまとまった美味しい一品になりました。
やっぱり梅干しは優秀な食材ですね。
いい仕事してくれてます(^^)v
レシピ:蕪の梅肉和え
- 蕪 1.5個
- 塩 適量
- 梅干し 2個
- 白だし 小さじ1
- ごま油 小さじ1/2
- 大葉 2枚
- 蕪の皮を剥き5mmぐらいのいちょう切りにして、塩をして30分ほど放置して、水が出たらギュッと絞っておく
- 梅干しは種を外し、包丁でたたいておく
- ボウルに1の蕪、2の梅肉、白だし、ごま油を入れて、蕪に梅肉が絡むように混ぜる
- 器に盛り付け、千切りにした大葉を添えれば出来上がり
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