今宵は思いつきで作ってみた「白いよだれ鶏」が意外と高得点です。
食べてみて「もうちょっとこうしたら良いのに」と思って料理をアレンジするときは、殆どの場合何かを足すか強くする「足し算」アレンジなんだけど、今日は思い切って主要な調味料を抜いてみる「引き算」アレンジ。
物足りなくなるんじゃないかとちょっと心配だったんだけどそんな事はありませんでした(^^)v
【白いよだれ鶏】茹で鶏のネギ塩添え
先日よだれ鶏(口水鶏)という四川料理を作ったのですが、食べながらふと「これはピリ辛にしなくても美味いかも」と思ったので今日は唐辛子や花椒を使わずにさっぱり系の仕上げにアレンジしてみました。
こういう野生の勘は意外と正しいのです。
茹でた鶏もも肉にネギ塩ダレを茹で汁でのばして添えてみただけなんだけど、これがなかなかイケてます。
これはさっぱりしてて夏向きな肴ですね。
今日は茹でた鶏ももが温かいうちに仕上げたけど、一度冷蔵庫で寝かしてしっかり冷菜にしても良さそうです。
思いついて即興で作ったにしてはなかなかの出来で満足してます。
やっぱりこういう料理は思いついたらすぐに作ってみるのが吉ですね。
これは個人的に「白いよだれ鶏(白口水鶏)」と名付けよう(^^)。
レシピ:白いよだれ鶏(白口水鶏)
- 鶏もも肉 1枚
- 生姜スライス 4枚
- 長ネギの青い部分 1本分
- 塩 少々
- ネギ塩ダレ
- 長ネギの白い部分 1本分
- 塩 適量
- 和風ダシ顆粒 小さじ1
- ごま油 大さじ1
- 茹で鶏の茹で汁 大さじ4
- 万能ねぎの小口切り 適量
- 鶏もも肉は室温にもどしておく
- 鍋に水をたっぷり入れ、生姜のスライス、長ネギの青い部分、塩少々を入れ強火にかけて沸騰させる
- 鍋の湯が沸いたら鶏もも肉を入れ、再沸騰してから蓋をして1分間茹でて火を落とし、お湯がお風呂の温度ぐらい(約40℃)になるまで放置
- 長ネギの白い部分をみじん切りにしてボウルに入れ、塩を少々ふって15分ほどおいて、水が出てきたら和風ダシ顆粒、ごま油を加えてよく混ぜる。
- 4のネギ塩ダレに茹で鶏の茹で汁を加え適度にゆるくしておく
- 鶏もも肉が冷めたら1cmぐらいのスライスにして器に盛り付け、5のネギ塩ダレを全体に回しかけ、万能ねぎの小口切りをちらせば出来上がり
ナスの揚げ浸し
「秋ナスは嫁に食わすな」なんて言いますが、ナスの最盛期はなんといっても夏。
きゅうりとトマトとナスさえあれば夏はなんとか乗り切れるのですよ。
中医の世界ではナスときゅうりとトマトは「寒涼性の野菜」といって体を冷やす効果があるのだとか。
夏が旬の野菜達が体を冷やしてくれるというのもよく出来た話です。
そういえば夏に上海や崑山の下町に行くと、道端できゅうり食べてる人をよく見かけました。
日本でも子供の頃は夏祭りで割り箸をさしたきゅうりが売られてたもんなぁ。
きゅうりの話はさておき、今日はナス(^^;
ナスは油と相性が良いので、今日は揚げてめんつゆにドボンと入れるだけの揚げ浸しにしてみました。
しょうがを利かせためんつゆにくぐらせると油のしつこさが中和されてさっぱりといただけます。
ナス4本、ペロッと食べてしまいましたよ(^^;
レシピ:ナスの揚げ浸し
- ナス 4本
- 片栗粉 大さじ3
- めんつゆ 約1.5合
- 水 1カップ(200mL)
- 白だし 大さじ3
- みりん 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- 生姜 1片
- 揚げ油 適量
- めんつゆの材料をあわせ、鍋でひと煮立ちさせて冷ましておく
- ナスを縦4等分に切り、断面に片栗粉をまぶして180℃の油で揚げる。※
- 揚げたナスを深めの器に入れ、めんつゆをたっぷり注ぎ、すりおろした生姜を添えれば出来上がり
今夜のお酒
今夜のお酒は秋田の銘醸・飛良泉本舗の夏酒です。
このFOUR SEASONSは今年からシリーズで季節ごとに出されるそうで、すでに「春 うすにごり」というのがあったそうな。
今更気がついて探してみたけど見つからないのが残念です。
飲み口がスッキリしていて酸が爽やかなこの夏酒、いやに飲みやすいなと思ったらアルコール度を少し抑えているみたいです。
ゴクゴク飲めてしまって、かえって危ないお酒なのですよ(^^;
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